成功したければ止めるべき習慣
長期的な目標を達成するためには、日々の習慣をその目標に合わせていくと成功を得る結果につながります。
例えば、今日の財務管理の習慣が、明日の資金繰りに影響するのと同じことです。
ビジネスにとって逆効果となる習慣を見直す時間をとり、悪習慣を改善しようとする人は早く成功へと近づくことができます。
ですが、あなたのどの習慣が悪影響を与えているのかを知り、それを改善することは容易なことではありません。
世界的な投資家ウォーレン・バフェットも習慣について次のように言っています。
「習慣という名の鎖は普段は気付かないくらい軽いものだが、いざ壊すとなるとその鎖は非常に重く断ち難いものだ。」
しかし、止めるべき習慣を知りさえすれば、その知識に基づいて行動し、肯定的な結果が得られます。
失敗をしたことのない、成功者はいません。
以下では、新起業家にありがちな習慣の中から成功するために止めるべきものを、成功者である著名人の名言と共にご紹介します。
目次
- 1.挑戦することを避け、安全を重視する習慣
- 2. 負債を増やしてしまう習慣
- 3. 全ての案件に手を出す習慣
- 4. 浪費癖
- 5. 自信過剰
- 6. 野心を持たない
- 7. 過去の失敗を気にする
- 8. まとめ
挑戦することを避け、安全を重視する習慣
不安な気持ちや疑問が頭に浮かぶのは当然ですが、そこで立ち止まっていては、前に進むことはできません。
現状維持を求めてはいけません。
課題に挑戦してこそ、あなたは学ぶチャンスを得て、成長につながるのです。
常にあなたの限界を伸ばしてくれる機会を求め続け、そしてあなたの目標に向かって前進してください。
チャレンジしなければ何も始まりません。
「私は常に自分ができると始めから確信がないことに挑戦してきました。それが成長する方法だと思います。自分が出来るかどうか確信が無くても、意志を貫いてチャレンジすれば突破口を見出すことができます。」
とYahooの元CEO・Google元副社長のマリッサ・メイヤーは言っています。
負債を増やしてしまう習慣
借金を重ねることは大変危険です。
どのような形であれ借金がある限り精神的にも重い負担がかかります。
あなたはそれを肯定的にとらえ前進しようとしているのかもしれませんが、借金がかさむという事実は必然的にあなたの成長を減速させ、あなたの日々のストレスとなります。
唯一の解決方法は、負債を増やす習慣を断ち切ることです。
できるだけ早く債務を返済し、将来的には負債を増やすのを避けることにつながる、実行可能な計画を立て、より大きな財務目標に集中できるよう習慣を変えてください。
「もしあなたが$ 25,000、$ 50,000、または$ 100,000を持っているなら、負債の返済へ当てることをお勧めします。それは返済が保証されることになるからです。 投資によって市場を打ち負かそうとすのではなく、まず借金を返済することが先決です。」
と実業家でNBAバスケットボールチーム、ダラス・マーべリックスのオーナー、マーク・キューバンは言っています。
全ての案件に手を出す習慣
「やるべきこと」に対し「はい。」と肯定的に受け入れる事自体が、「やるべきこと」だと勘違いしている人々がいます。
そして、目の前にある全ての案件を片っ端から受け入れます。
しかし、実際はその行動自体はまったく意味を持ちません。
肯定的どころか、本当に良い案件を見逃すという残念な結果を招いてしまっているかもしれないのです。
本当にすべきことを注意深く見分ける必要があります。
「やってきたことと同じぐらい、やらなかったことにも誇りを持っている。
イノベーションとは1000のことにノーと言うようなものだからだ。」
というスティーブ・ジョブズの名言があります。
フォーカスすべき重要性の高い案件から後回しにできるレベルの案件まで、重要な仕事を区別できるかどうか、それを見極めるあなたの能力があなたの今後の成功に影響を及ぼします。
この戦略は、あなたの将来の成功のために本当に必要不可欠なものにだけ集中するということです。
その結果、より多く(仕事の案件数ではなく、密度の高い仕事)を達成することを可能にします。
浪費癖
ビジネスによる成功を収めた億万長者の多くが、実際にはシンプルな生活を送っています。
Amazonの共同創設者のジェフ・べゾスはホンダのアコードを愛車とし、Facebookの共同創業者であるマーク・ザッカーバーグはフォルクスワーゲンのハッチバックに好んで乗っています。
富裕層の彼らに高級車を買う資金的余裕はもちろんあるのですが、彼らは経済的な選択をしています。
彼らはむしろ、より重要なことに対して自分のエネルギーを集中させているのです。
成功者の中には長期的な影響を考慮せず、苦労して稼いだお金を贅沢品などに使う人も中にはいます。
たとえ少額の購入であっても、浪費癖となればあなたの財務戦略に害を与える習慣になることがあります。
運営資金が手元に残るようきちんと管理をし、新たなビジネスの投資へ使われては如何でしょうか。
自信過剰
自信はビジネスが成功するための鍵ではありますが、傲慢さはビジネスが不成功に終わる原因に成りかねません。
ビジネスが成功し、自信がつきしばらく時間が経つと、初心の心を忘れ傲慢な態度に変わってしまう新起業家も少なくありません。
しかし傲慢さは自制することができます。
あなたの仕事のキャリアと私生活を促進させるためにも、周りの人の話にしっかりと耳を傾けることを忘れないでください。
彼らの考えや批判は、あなた個人としての成長の助けとなってくれます
テスラの共同設立者、イーロン・マスクは次のように言っています。
「自分は何をしたのか、さらに改善するにはどうすればいいのかということについて常に考えられるよう、フィードバック・ループを持つことは非常に重要です。」
フィードバックとは周りからの苦情、反応や意見のことで、
フィードバック・ループとは結果を原因に反映させて、改善していくことです。
どうやって周りの意見や反応を知るの?と思われたかもしれません。
Complaint(苦情) feedback loop とも呼ばれ、電子メールにおいて、ユーザからの苦情をインターネットサービスプロバイダを介して送信者にフィードバックする仕組みがあります。
インターネットサービスプロバイダはウェブメールや電子メールクライアントに「迷惑メール報告ボタン」を設置したり、お客様窓口を通じて、ユーザの苦情を受け取ることができます。
殆どの企業が自社のウェブサイトを持っているといっても過言ではない昨今ですが、このようなサービスを取り入れることもお勧めします。
野心を持たない
成功したいのならそれを熱望し、行動に起こしベストを尽くすようにしましょう。
自分の持つ大志をあえて自分で制限してしまうのはやめてください。
たとえそれが沢山の努力を必要とするとしても、必死に遂行してください。
成功者たちは、一般の人より多くの人生の目標と考え方を持っています。
財政的成功に関しても同じことが言えます。
人生を変えるほどの大きな目標を立てましょう。
あなたのニーズと優先順位に基づいて戦略を確立し、たとえ逆境であっても、あなたの戦略を必ず実行すると決意してください。
「自己規律とは、あなたが本当にやりたいと望むことに対して結果を得るために、自分が必ずしもやりたいとは思っていないことでも行う能力です。」
と自己啓発アドバイスの著者、 アンディ・アンドリュースは言っています。
過去の失敗を気にする
時間は決して巻き戻すことができないので、過去の失敗に囚われながら生きるのは止めましょう。
あなたの夢を現実にさせる過程で、将来を見据えた視点を維持しなければなりません。
あなたがその途中で遭遇する失敗を恐れず、何に対しても前進していける最適な目標をもつことです。
失敗から多くを学び、失敗は人を大きく成長させます。
実業家のバーバラ・コーコランは
「自分の成功は失敗の舞台によるもの(失敗は成功の元)」
だと言っています。
まとめ
どこから自分の習慣を変えればよいのか分からない人は、まずは以下を考えてみてください。
「あなたは何を達成したいのですか?」
「あなたはどのような人になりたいですか?」
次に、あなたが本当に望むことと、それに対し同調しない個人的な習慣や外的な影響を排除することから始めましょう。
このプロセスを始めると、あなたのビジネスと私生活が落ちついてきます。