あなたが亡くなったら会社も無くなってしまう?

もしも、あなたが不幸にあって
亡くなってしまったら、
あなたの会社は存続し続けるでしょうか?
またはあなたが不在でも、会社はちゃんと
機能しているでしょうか?

健全なビジネスへと成長するためには、有能な社員が自分の仕事を学び成長し、
次の社員のための新しいポジションを確保していく必要があります。

頭のどこかではこのことを認識しているかもしれませんが、
実際にはなかなか行動に移しきれておらず、結果、自分無しでは
会社が機能できない原因を自らが作ってしまっている起業家がいます。

このような起業家はビジネスを成功させたいがあまりに、
事業を制御しようとします。

しかしこれは間違った方法なのです。

例えば、「四六時中、休みなく働かなければ成功しない」と思っている
起業家は多いのです。

健全なビジネスへと成長するためには、有能な社員が自分の仕事を学び成長し、
次の社員のための新しいポジションを確保していく必要があります。

頭のどこかではこのことを認識しているかもしれませんが、
実際にはなかなか行動に移しきれておらず、結果、自分無しでは
会社が機能できない原因を自らが作ってしまっている起業家がいます。

このような起業家はビジネスを成功させたいがあまりに、
事業を制御しようとします。

常に社員の仕事を、詳細に至るまで管理し、社員自らが決定を下す裁量を与えずに指示を
し続けるとどうなるでしょう?
あなたが一日でも仕事から離れただけで、社員が何らかの失敗を招く状況を作り出してしまいます。

この状況からどうやって抜け出すことができるでしょうか?

以下に解決策を提示します。

目次

会社の運営とは社員の仕事をすることではない!

「あなたが居なければ機能しない会社」ということは、
それはあなたが社員の業務を行っているということで、
あなたは会社を経営していることにはならないのです。

ビジネスの道を切り開いてください。

社員たちは、あなたの不在時に実行されるべく、ルーチン業務を
普段から持っている必要があります。

経営者がビジネスの責任を負うという意味は、
社員の業務を背負う意味ではありません。

以下のことを改めて自覚し直してください。

あなたは企業を設立したのです。

適切な社員を配置することはあなた次第です。
彼らの仕事をあなた自身が行わないでください。

あなたが社員の業務を行うために会社にいるのではないことを忘れないでください。

社員があなたのビジョンに基づいて仕事を行うために、
あなたは会社の経営者の立場にいるのです。
理にかなっていますか?
業務はどんどん社員に任せてみましょう。

社員の力を最大限に引き出す企業文化を創り出す

  • 社員のモチベーションを上げさせる
  • 社員の意識改革を実現させる。
  • 主要社員を株主にして所有権を確保する

このように、社員が自主的に意思決定を行えるようにすることで、強い情熱と責任感を持って取り組むオーナーシップの環境を作り出すことができます。
しかもそれは組織全体の利益となります。

強力な企業文化を創造することは、社員の誠実さを養育します。

これは、あなたが不在でも、ビジネスが成功するために必要なことを
社員自ら望み行動することを意味します。

会社を管理し、社員自身が決定を下すことができるさまざまな任務に割り当てることは
重要です。

一度社員が自分で決断することに慣れると、彼らはあなたに決断を委ねる事もなくなり、社員自身が会社のためになる行動を取り始めます。

社員ひとりひとりが、発展や改革に必要な力をつけるエンパワーメントによって、
更なる創造性や生産性が期待できます。

あなたが社員に業務や決断を委託するということで、社員も自信をつけます。

たとえ社員が間違いを犯しても、次の時にはうまくいくように、
彼らを十分に導いてきたと自分自身のリーダーシップ力を信頼してください。

もし社員の間違いや決定に対してあたなたが憤慨して対応すると、
社員の自己改善の気持ちが徐々に砕け散っていきます。

問題発生時に備えて常に計画を立てる

たとえあなたが不在中でも社員が対応できるよう、問題が発生したときに備えて
「危機対応計画」を用意しておきます。

もしあなたがどうしても社員の業務に口を出さなくてはいられない性格を
変える事が出来ない場合でも、あなたの次の選択として「危機対応計画」を用意しておくことを薦めます。

すべての重要なパスワードと情報を含むプライベートフォルダを作成しておきます。

あなたが死亡した場合、会社の役員は、会社を存続し続けるためにすべてのパスワードと文書、銀行情報と法的情報にアクセスする必要があります。

ビジネスを所有する人は誰でも、緊急時にビジネスを委託できる信頼できる代理人を用意しておくべきです。

代理人は普段からビジネスのオーナーシップに関わる必要があります。

例えば親友、家族、会社役員、さらには株主などです。

ただ、これらは中小企業のオプションであり、ビジネスの規模によって異なります。

さらに、

経営者保険を持つことも「危機対応計画」の内の1つです。

経営者保険とは契約者を法人または個人事業主とする経営者向けの生命保険です。

目的は、事業を行う人(経営者)を失うことから会社を救うことです。

経営者に万が一のことがあった場合の企業の資金繰りの悪化に備えるなど、会社の存続のための準備をすることができます。

会社は、代理人が見つかるか、必要に応じて負債を返済するまで、保険金を費用として使うことができます。

被保険者は経営者・役員・社員となります。

まとめ

起業したての経営者の方は、ビジネスを成功させることで忙しく、自分が常に社員の業務に関わりがちのため、そのことが後々の問題を自ら作っているとはなかなか気づきません。

まして、誰しもが自分が死ぬことや災害に遭うことを想定して備えることはなかなかできません。ただ、これらのことは誰にでも起こりえます。
あなたが居なくても、会社が回り事業が遂行するように今から準備してください。

あなたが末永く、会社を経営していくことができますよう願っております。